対象試験と出題頻度
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情報セキュリティマネジメント試験
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
★★★☆☆
ランクB(標準)
用語の定義
信頼性(Reliability)とは、一言で言うと「システムやデータが意図した通りに正しく動作し続けること」のことです。
イメージとしては、「毎日決まった時間に正確に動く電車のダイヤ」と同じです。
電車が時刻表通りに運行されれば「信頼できる」と感じます。
情報システムも同様に、期待通りの結果を一貫して出力し、予期しないエラーや誤動作を起こさないことが「信頼性が高い」状態です。
解説
信頼性は、情報セキュリティの基本3要素(CIA)に加えて重要視される拡張要素の一つです。ISO/IEC 27001などの国際規格では、「真正性」「責任追跡性」「否認防止」と並んで、情報セキュリティの7要素として位置づけられています。
- システムが設計通りの動作を矛盾なく一貫して行う
- 処理結果が常に正確で、予期しない誤動作やバグが発生しない
信頼性が確保されていないと、計算結果が毎回異なったり、同じ操作をしても違う結果が返ってきたりします。
例えば、銀行のATMで残高照会するたびに金額が違って表示されたら大問題です。信頼性は、システムを安心して使えるかどうかの根幹に関わる概念です。
具体的な活用例・対策
信頼性を確保するために、以下のような技術や仕組みが活用されています。
- 冗長化設計: サーバーやストレージを二重化し、一方が故障しても正常に動作し続ける構成にする
- フォールトトレランス: 障害が発生しても処理を継続できるよう、システムに耐障害性を持たせる設計
- 品質テスト・検証: 開発段階で徹底したテストを行い、バグや不具合を事前に排除する
- MTBF(平均故障間隔)の向上: 故障と故障の間隔を長くし、安定稼働の期間を延ばす取り組み
- エラーハンドリング: 想定外の入力やエラーが発生しても、システムが適切に対処できるよう設計する
試験ではこう出る!
情報セキュリティマネジメント試験・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験で出題されます。以下のキーワードとセットで覚えましょう。
【重要キーワード】
- 情報セキュリティの7要素(CIA + 真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性)
- RASIS(信頼性・可用性・保守性・完全性・安全性)
- MTBF(平均故障間隔)・MTTR(平均修復時間)
- フォールトトレランス・冗長化
試験問題で「システムが意図した通りに一貫して正しく動作する」「矛盾なく処理結果を出力する」といった記述があれば、それは「信頼性」に関する記述です。
【確認テスト】理解度チェック
ここまでの内容を理解できたか、簡単なクイズで確認してみましょう。
Q. 信頼性(Reliability)に関する説明として、最も適切なものはどれでしょうか?
- A. 情報が許可された人だけにアクセスできるよう制限し、漏えいを防ぐこと
- B. システムやデータを必要なときにいつでも利用できる状態を維持すること
- C. システムが意図した通りに矛盾なく一貫して正しく動作し続けること
正解と解説を見る
正解:C
解説:
信頼性(Reliability)は、システムやデータが設計通りに正しく動作し、一貫した結果を出力し続けることを指します。予期しないエラーや誤動作がない状態が「信頼性が高い」状態です。
Aは「機密性(Confidentiality)」、Bは「可用性(Availability)」の説明です。可用性は「使えること」、信頼性は「正しく動くこと」という違いがあります。